京都大学今中哲二助教の換算式によると、1 Bq/kg≒ 20 Bq/㎡


【官房参与小佐古敏荘氏が辞任・記者会見資料を全文掲載します】
の記事に

寄せられた投稿より。

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2011年04月29日 (金)

私は福島県内で勤務医をしている者です。

 今後、”真の”ジャーナリストには、『土壌汚染と発がんリスク』についてぜひ報道していただきたい。

 チェルノブイリ原発事故のときに、スウェーデンで行われた疫学研究から、土壌汚染による発がん率の増加が明確に示されています。

これは、

・1986年に60才以下の住民114万人を対象

・正確な住民登録とがん診断登録制度

 以上の点で、信頼性の高い科学的データだと思います。

 
この調査結果によると

セシウム137地表汚染レベルと発がんリスク

 1万Bq/m2  ⇒ 1.01倍

 10万Bq/m2  ⇒ 1.1倍

100万Bq/m2 ⇒ 2.0倍(推定)

200万Bq/m2 ⇒ 3.0倍(推定)



政府や県の土壌調査は、
わざと比較を避けているのか Bq/kgですが、

京都大学今中哲二助教の換算式によると、

地表1㎡の土壌の重量を100cm×100cm×深さ2cm(=20リットル)、
比重1.0で換算すると20kgとなるので、

1 Bq/kg≒ 20 Bq/㎡


郡山市立金透小 

Cs137 : 3106 Bq/kg ≒ 6万Bq/㎡

⇒ 発がんリスク 1.06倍


福島市立大久保小

Cs137 : 4104Bq/kg≒ 8万Bq/㎡

⇒ 発がんリスク 1.08倍 


二本松市立岳下小

Cs137 : 6726Bq/kg≒13万Bq/㎡

⇒ 発がんリスク 1.13倍 


となります。



※ 尚、国立がん研究センターがん対策情報センターによると

 元々日本人が性別・年齢別で20年以内にがんと診断される確率は、

【男性】0才 : 0.2%、 10才 : 0.3%、 20才 : 0.7%、 30才 : 2%、 40才 : 7%、

50才: 18%、 60才: 35% 


【女性】0才 : 0.2%、 10才 : 0.5%、 20才 : 2%、 30才 : 4%、 40才 : 8%、


50才 : 12%、 60才 :18% 



 元々発がん率の高い30代以上、特に農家の人たちが心配です。


投稿日時:2011年04月30日 09:59 | dr.k